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空港で入手し易い中華電信
台湾旅行でプリペイドSIMカードを入手できれば、旅行中の連絡や検索がすぐできるので、できれば買っておきたいものです。プリペイドSIMカードは空港で入手するのが、一番手軽でお得なんです。例えばLTE(4G)契約であれば、空港契約だと無制限となっているんですよ。
お勧めできる中華電信
空港に着いたら、プリペイドSIMカードを入手することになりますが、現在購入できるプリペイドSIMカードは次の5社がひしめきあっています。
- 中華電信(Chunghwa Telecom)
- 台湾大哥大(Taiwan Mobile)
- 遠傳電信(FarEasTone)
- 台灣之星(T STAR)
- 亞太電信(Asia Pacific Telecom)
どれを選ぶかが迷いますが、店が制限区域にあるなど分かりにくいこともあったり、サービス提供している電波の規格やバンドが日本と異なっていたりします。予め調べてそれに対応するスマートフォンを用意するのも手間になるので、お勧めできるのは「中華電信」です。
その理由は
- 空港での入手が容易
- 日本語サポートが充実
- ドコモとSBと同じLTEバンドが存在
空港での中華電信受付カウンター
中華電信のプリペイドSIMカードは、街中のキャリアショップ以外に、次の空港でも購入することができます。
- 台北松山空港
- 桃園国際空港
- 高雄国際空港
- 台中空港
日本から到着する空港で、大阪からの台南便以外は全て網羅しています。他社の場合は、殆ど桃園国際空港しかありません。最近多くなった高雄便ですが、高雄国際空港では中華電信が昔からあることもあってか、日本語対応が積極的です。最近台湾大哥大のカウンターができたようです。(遠傳電信は代理店がSIMを販売)また羽田便と沖縄からの台中便は、台北松山空港・台中空港となるため中華電信のみとなります。
キャリアショップであるため、SIMを紛失したり、SIMロックをかけてしまったときの解除についても、空港にあるショップでも対応が可能です。
深夜・早朝の時間のため、桃園国際空港でプリペイドSIMカードが入手できなかった場合、台北から一番近いのは台北松山空港となります。制限区域外にあるため、早朝に買い求めに行くことができます。
中華電信プリペイドSIMを購入する
中華電信のプラン一覧
LTEサービス開始は後発なのですが、最近はエリアも広がっています。元々国営企業ということもあって対応が遅れ目ですが、エリアや料金は他と比べて遜色ありません。
プランタイプ | プラン内容 | 料金 | 無料通話 |
---|---|---|---|
A | 3日型(72時間+WiFi) | 300NT | 100NT |
B | 5日型(120時間+WiFi) | 300NT | 50NT |
C | 5日型(120時間+WiFi) | 500NT | 150NT |
D | 7日型(168時間+WiFi) | 500NT | 150NT |
E | 10日型(240時間+WiFi) | 500NT | 100NT |
F | 15日型(360時間+WiFi) | 700NT | 100 |
G | 15日型(360時間+WiFi) | 800NT | 250NT |
H | 30日型(720時間+WiFi) | 1000NT | 430NT |
プリペイドSIM契約に用意するもの
- SIMフリー携帯・スマートフォン
- パスポート
- 免許書などの写真付き証明書
SIMフリーかSIMロック解除のスマートフォンを用意します。日本キャリアのロックがかかった端末は事前に解除しておきましょう。羽田や成田・関西空港では、空港内キャリアショップがあります。無い場合はSIMフリーの端末を入手しておきます。
パスポートは持っているはずなので問題ありませんが、免許書や学生書などの顔写真付きの第二証明書が必要です。空港購入であれば第二証明書がいらないことがあります。
チャージやプラン選択の音声ガイドは日本語対応
というかですね、中華電信さん、日本語のサポートページまで作っています。
https://www.twgate.net/prepaidcard/product_jp.html
こちらを見ておいてと言えばいいのかもしれませんが、案内は続きます。
プリペイドSIMを購入した後
プリペイドSIMカードを買い求めて、SIMが付属したカードを受け取るとプランやAPNの設定方法が書かれていますが、中華電信の場合は日本語の説明が記載されたカードになります。
アクセスポイントは、SIMによっては自動設定されますが、されない場合には、APNに「internet」、接続名やパスワードはなしで設します。
またリチャージやプランを追加する場合は、キャリアショップでの追加もできますが、自動応答の電話からも可能です。その際、中華電信の場合は日本語での対応が可能です。
リチャージの番号は「928」
リチャージをする場合は、928(もしくは「*101*2*」)をプッシュして電話すればOKです。最初英語の場合があるかもしれませんが、最初の案内で「日本語の場合は~」という言語切り替えのアナウンスが流れますので、そのときに日本語に対応する番号をプッシュすればすぐに切り替わります。
928では、ガイダンスの際に次の番号をプッシュすると、次のことができます。
「1」残高及び有効期限を参照
「2」リチャージ(積増し入金)
「4」使用言語切替(1中国語、2英語、3日本語、4タイ語、・・・)
「9」スタッフとの応対
自動音声によるプラン選択は「539」
再台のとき、空港でリチャージする時間がなかったり深夜早朝だったとき、リチャージ等で残高があれば、自動音声でデータ通信のプランを選択できます。ガイダンスの始めは英語ですが、途中で日本語対応の案内(いきなり日本語で始まるw)があり、途中で日本語に切替えられます。
その後は音声案内に従って、プランを選択すれば、15~30分位の間にSMSで開始の連絡がやってきます。
中華電信のWi-Fiも使える
台湾国内に50,000個を超える中華電信のWiFi ネットワーク「CHT Wi-Fi」も使えます。台湾内には結構無料Wi-Fiありますが、あれば電話回線よりも速い速度でアクセスできますので、覚えておくといいかもしれません。。
購入した中華電信のプリペイドSIMカードより「5397」へダイヤルし、認証します。15分後に使用が可能となります。
ネット事前予約
以下の中華電信のホームページでプリペイドSIMカードを予約することができます。
中華電信オンライン予約ページ
受渡しは台北松山空港、桃園国際空港(第1ターミナル・第2ターミナル別)、高雄国際空港、台中空港を指定できます。
予約は受取日の14日前から3日前まで。支払いや証明書確認は現地にて行います。
対応バンド
SIMフリー端末でも、対応する携帯やスマートフォンでないと、通話や通信が利用できません。中華電信では、Band3・8のLTE通信に対応しています。当然ながらSIMフリーやSIMロック解除を行っていても、Band3やBand8に対応していないスマートフォンは、中華電信のLTEを利用できません。
けれども、Band3はドコモ、Band8はソフトバンクが使用していますので、キャリアスマートフォンでも対応していれば、SIMロック解除のスマートフォンでも利用ができます。
3Gは2G帯を使用していますので、auを除くほとんどの3G携帯やスマートフォンが対応しています。(auでもw-cdmaに対応している端末が一部あります)
空港での中華電信プリペイドSIMカード売場
桃園国際空港
営業時間:07:00-22:00
第一ターミナルでは、受託手荷物を受け取って到着出口(1F)より右側に曲がって進むと、カウンターがあります。
第二ターミナルでは、到着出口を出て左に曲がります。角を左に曲がった真ん中の辺りにカウンターがあります。
台北松山空港
営業時間:07:00-23:00
到着出口を出て突き当たりの案内所を左に曲がって進みます。台湾のクロネコヤマトが見えれば、その奥にカウンターがあります。
高雄国際空港
営業時間:08:00-22:00
到着出口を出てすぐ前の辺りにカウンターがあります。
台中空港
国際線の到着出口をでてまっすぐ出発フロアを向かう途中です。
営業時間:10:00-22:00 年中無休
中華電子のプリペイドSIMが羽田・成田空港でも販売開始!
2017年8月s7日より、テレコムスクエアが中華電信のプリペイドSIMカードを販売します。
SIMカードは1400円。扱うか商品は、中華電信LTE対応の「4G day型プリペイドカード5dayタイプ」。通信量無制限で5日間利用可能。プラス1日分の無料通信がついてくるので、6日間使用できます。
また通話が50元分の無料通話が付いてくるほか、中華電信が台湾内で提供している5万カ所のWi-Fiスポットも利用可能です。
利用する場合は、SIMロックフリーのスマートフォン(iPhone・Android)が必要となります。
リチャージは中華電信のショップや台湾内のコンビニ発券機でできますが、通信中心ならあまり心配いらないと思います。
なおSIMカードは標準サイズですが、MicroSIMやNanoSIMサイズに切り抜くことができるタイプです。購入後、機器に合わせて、SIMサイズに合わせることができます。
羽田空港・成田空港での売り場
空港 | 店名 | 営業時間 | 場所 |
---|---|---|---|
成田第1ターミナル | モバイルセンター成田第1 | 07:30-21:00 | 成田第1旅客ターミナル地下1Fコンコース |
成田第2ターミナル | モバイルセンター成田第2 | 07:00-21:00 | 成田空港第2ターミナル地下1F (駅とターミナルの間) |
成田第3ターミナル | モバイルセンター成田第3 | 06:00-21:00 | 成田第3ターミナルビル本館2F |
羽田国際線ターミナル | モバイルセンター羽田空港 (東京国際空港) |
06:30-23:00 | 羽田国際線ターミナル3F |
※WiFiルータのみの取扱の「モバイルセンター成田第1南出発サテライト」では、中華電信のプリペイドSIM受付をしていないのでご注意。
夜遅くまでやっているので、早朝深夜に台北に到着して空港内で購入できないときには、協力な助けになります。
プリペイドSIMの設定の注意点など
基本的には自分でSIMを取り付けて、アクセスポイントを設定します。なお、言語表示を英語にしておくと、店員さんがSIMの取り付けやアクセスポイントの設定をしてくれることがあります。
ただし、ほとんどの場合は善意で行っていることなので、店員さんが取り付け・設定を行っても、購入者の自己責任となります。
日本だけが手取り足取りの対応が異常なのです!
最後はちょっと厳しくなりましたが、台湾旅行中のすばらしいネット生活をお過ごし下さい。
(追伸)台湾の電子通信業を管轄する政府機関「国家通訊伝播委員会」にて2017年7月18日に台湾のプリペイドSIMの契約に関する規定緩和を発表しました。
今までは「第2証明書」は台湾で発行された居留証や国際学生証など身分証が必要(日本国籍保有者は特例として空港内購入に限り不要)でしたが、航空券や入国スタンプや民間組織で写真付き身分証などでも可能となります。
その代わりに、犯罪抑止と治安維持の観点から、プリペイドSIMの有効期限が最長1ヶ月に短縮される。完全な使い切りタイプとなるそうです。