タイトルを見て、日産のカルロスゴーン氏
のことではありませんよー。
なんかオヤジギャクっぽいですが 笑
おーっと、そこでバッテンをポチりしないで〜ください。Distagonですよ、カールさん家のツァイスくんです、宜しくね〜!
ではなぜそうなったかという、嬉しき顛末は、これからお伝えいたします、ヒャッホーぃ♡
Contents
それはある日突然起きた!
今年の初めに、広角レンズ欲しいーと書いていたのを覚えていますでしょうか?
旅行記やレビューなどログ的な記事が多いPhotravelですが、元旦年の初めなこともありまして、かなり願望を色々書いてしまいました。
で、その次の日に思いかけずに購入してしちゃいましたのです。
それは、それは・・・
カール・ツァイス Distagon 15mm f1.4 ZF.2
私自身もびっくりぽんでございましたよ。というのも、ランキングの上位が購入予定でして、当初はTAMRONを考えていたのですから。このレンジ自体、Nikonの大三元広角ズームに迫るという評判で、手ブレも付いているので、旅のオールマイティ広角ズームレンズと思っていたのです。
ところかところが、その後に見てしまったのですよ、このレンズを、、、ヨドバシカメラで!
安かったんですよ奥さん。(古っ)
言い訳としては、この値段では次は手に入れられない!と。(なんだかんだ言って、TAMRONもそのうち買増すんじゃないかとの悪魔のささやきが聞こえていますw)
カールツァイス Distagon 15mm f2.8 ZFはこんなレンズ
スペックはこんな感じです。
焦点距離 | 15mm |
絞り値 | f/2.8~f/22 |
撮影距離 | 0.25m~∞ |
画角(対角線/水平線) | 110°/100° |
最近接範囲 | 221mm×340mm |
レンズ構成 | 12 群 15 枚 |
フィルター | 95mm |
質量 | 820g(ZE)/730g(ZF.2) |
最大径 | φ103mm(ZE, ZF.2) |
全長(マウントより) | 115.5mm(ZE)/113mm(ZF.2) |
マウント | ZE(キヤノンEF) ZF.2(CPU付きニコンAi-S) |
シェード | レンズ一体型 前キャップ :アルミ削出しキャップ付 |
最短撮影距離が、25cmとかなり近づけますが、無限も結構浅い使用感でした。
メーカーHPにある特徴は、
非凡なパースペクティブ効果をもたらす超広角レンズ。2枚の非球面レンズ、異常分散および高屈折率ガラス、フローティング機構の採用により、近接撮影から無限遠まで徹底的に色収差を補正しています。対角線110°(フルサイズ撮影時)の圧倒的な画角は創造性を活かしたドラマチックな作画において絶大な効果を発揮します。
COSINA HPより
となっています。
筐体自体は金属製なので、手で触ると少しひんやりとしています。持った様子はレンズの塊を感じられる重さで、両手で構えるとバランスが取れているように感じます。ニコン版の思さはキヤノン版より90g程軽い730gです。MFレンズなので、フォーカスは手で合わせます。Ai-sに比べると少し軽いフォーカスと思いますが、十分トルクを感じる重さで、ちょっと触った程度では不用意に回りません。ZF.2のためAi-P相当となり、露出計が連動するため、D3400などの入門機でも露出計が動作し、絞りも最大値にセットしておけば、ボディ側で制御が可能です。
フードは取り外しができませんが、超広角レンズなのにフィルターが取り付け可能なことがポイント高いです。というのも超広角領域になってくると、レンズ前面がせり出してきて平面ではなくなるので、通常のフィルターが取り付けられなくなってしまうからなのです。特に反射防止のPLフィルターが使えるのは、街中や水面の撮影では強力な作品作りの武器となります。
とはいえ、フィルター計は95mmと通常より巨大となるため、あまり種類もなければお値段も結構します。例えば先のPLフィルターは純正だとヨドバシとかで4万5千円程します。つか、Amazonだと10万近い・・・汗
ただの保護フィルターでも7千円前後します。
中華の安いのもありますが、PLフィルターに関していえば、質が低いのはぼやけるのでやめたほうがいいです。
昔、日本製フィルターと比べて半額以下の中華フィルターを、Nikon純正レンズに付けて使っていたのですが、不良品なのかと思える暗いボケ連発してくれました。不良品かと思って売ろうとした直前に、フィルターなしで写真をとったところ、見違えた写真が増えたのです。調べると、質が低いPLフィルターでは、画像が流れたりぼやけることがよくあることのようです。
カールツァイス Distagon 15mm f2.8 ZF ちょい作例
週末ちょっと川越へ行ったので、旧市街地を撮影してきました。
雨が降る前の厳しい天気でしたが、Distagon 15mm f2.8が渋い描写をしてくれました。
超広角なので、時の鐘近くの細路地風景もらっくらく。
超広角レンズを使うのは初めてだったので、ファインダーを覗いた距離感が今までとは全く異なっていたのが不思議な感覚でした。いつもは24mmまでの広角を使っていたので、15mmという超広角領域というのは、目にはいる景色がぎゅっと詰まったような不思議な光景。
しかも気を抜いているとパースとの格闘が始まり、面白くもなかなか手ごわい相手です。
カールツァイス Distagon 15mm f2.8 ZF ファーストインプレッションの感想
今回撮影した機材は、NikonD750です。85mm級レンズ群に近い大きさで、少しレンズが大きく感じるかもしれませんが、スナップで使用するには大きさや重さがベストバランスで、ちょうどいいです。ファインダーの描写はやや小さいですが、D5のような連射はしないので、じっくり撮ることができます。雨が降りそうな(というか後で降りました)曇りの天気でしたが、しっかりとした描写と落ち着いた色のりです。ツァイスのレンズの中では設計が新しいレンズですが、やはりカールツァイスのレンズですね、って感じでした。
フィルターが前面に取り付け可能ではありますが、少し前玉が出ているので、レンズキャップをしていないと若干気にはなってしまいます。フードは取り外せませんしね。今回は曇りの日でしたが、晴れた日はPLフィルタほしいです。また別の機会に撮影しに行きたいと思います。
Nikon用
Canon用
Carl Zeiss Distagon 15mm F2.8は去年秋にMilvus版の発表があり、モデルチェンジを予定しています。日本ではまだ正式な発売がされていません。でも今年2月末にCP+2017が行われるため、その前後に何かしらの発表があるのではないかと思われます。光学系をデジタル化したといううたい文句ですが、先行でリニューアルしたレンズでは、あまり変わらないという人も。それにMilvus化で、発売されて間もないこともあってか、従来より1割ちょっと値段も上がっているようです。今だと、値段が落ちているので、今のDistagon 15mmを手に入れるのもありだと思います。(発売してから値段が落ち着いてからは、ほどんど同じ値段でした)