台湾旅行で便利な悠遊カード
悠遊カードの使い勝手が、今年になってますます便利になっています。
台湾版スイカやICOCAといえば「悠遊カード」(悠遊卡もしくはイージーカード)は、台北を中心に利用されている交通系ICカードです。タッチ&ゴーで便利であること以外に、MRTや路線バスの支払いだけではなく、運賃の割引が受けられます。街中では、コンビニでの買い物の支払いができたりします。台北のレンタルサイクル「U-Bike」も「悠遊カード」の他に台湾のプリペイドSIMカードがあれば、これらを登録の上「U-Bike」を利用することができます。旅行者であってもかなり使い勝手は良いカードなので、台湾旅行では欠かせない存在です。
MRTの悠遊カードチャージ機や自動発券機が日本語化
今年の3月中旬、これまで中国語と英語表記であった自動発券機が、台北・中山・西門町駅などに設置されている39台に対して、台北メトロ(通称台北MRT)が日本語対応したと発表しました。これらは訪台外国人向けサービス向上の一環として行い、全377台全て対応予定しています。
また自動発券機のほか、悠遊カードのチャージも対応し、こんな感じでチャージできます。
発券機は出てくるのは紙の切符ではなく、コインのようなトークンです。これを入り口の自動改札でかざし、出るときは返却口に入れます。
訪台日本人は多いので今まで対応していなかったのが不思議ですが、これからは便利になりそうです。
悠遊カードが7月から高雄MRTでも使用可能に!
台北が悠遊カードであればこれが南部の高雄となると、一卡通票証が運営する高雄MRTの交通系ICカード「iPASS」(一卡通)というものがあります。
ところが今まで高雄で悠遊カードを利用することができませんでした。台北MRTでは昨年9月に複数の交通系ICカードが利用できる設備を導入し、その中で高雄のiPASSも使えるようになりました。ところが悠遊カードは高雄では利用できなかったため、台北市議員からは不公平だと批判する声が上がっていました。
それが3月25日に、悠遊卡社の会長が高雄MRTで7月1日から利用可能になると発表されたのです!わーい(*´▽`*)
そして正式に7月1日より相互使用できる運びとなりました!!!!
一卡通は、日本のSuicaなどの交通系カードや香港のオクトパスと同じFeliCa仕様のため対応する機器が必要となります。そのため高雄MTRへの導入にあたっての更改費用は、悠遊社が4500万台湾元(約1億5560万円)を負担しているとのことです。
他では、高雄のコンビニ利用や旗津フェリーは以前から使えてますが、試験運行中の高雄LRTでの悠遊卡対応に関してはまだ未対応です。引き続き台北市政府交通局と高雄市政府捷運工程局との間で調整が進められているので、こちらもそう遠くない時期に相互利用ができそうですね。
ますます便利になる悠遊カード、台湾旅行ではお忘れなく!