台北101「タイペイ　イーリンイー」〜台湾で東アジアで一番高いビル

 台北で一番高いビル、それは台北101「タイペイ　イーリンイー」です。街中でも、総督府や康永街辺りからだと、その姿を見ることができます。

台湾のガイドブックには必ず記載があるため、展望台がある観光スポットと思われることが多いと思いますが、中はショッピングモールがあるので、展望台に行った後でも楽しめる施設です。また展望台に登れば、台北市内の風景を眺めることができます。

台北101は、2004年に建てられた高さ509.2M、地下5階＋地上101階からなるビルで、東アジアで1番高くアジア圏内でも2位という高さを誇るビルです。（2007年ドバイのブルジュ・ハリファ完成までは1位）

輪郭は宝塔と竹の節がイメージされ、タワー部の27階から90階までは、8階ごとに逆台形をした一つの節が8つ連なり、縦に建立されている。逆さの「八（はち）に見えるようになっているのは、台湾圏と香港圏では縁起の良い数字とされ、随所に使われています。

ビルの名前は階数から由来していますが、建設段階での名称は台北国際金融センターだったので、お金にまつわる縁起ものが多いのは納得できることですね。

東芝エレベータ製のエレベータが、毎分1,010メートル（時速60.6キロメートル）の速さで上昇していきます。

地上1階から展望台のある89階まで、地上382.2メートルを39秒で到達してしまいます。

当時最速であった横浜ランドマークタワーのエレベータを超えて世界最速になったが、これも2007年ドバイのブルジュ・ハリファの完成で1位を譲り渡した。

地下1階から5階までは、ショッピングモールとレストランなどの商業施設が、ビル完成に先行して2003年11月14日に開業している。

5階部に展望台へのエントランスがあるので、展望台へはこちらのカウンターで展望台へのチケットを購入して展望台へのエレベータへ乗る。カウンターでは日本語の案内ができる人が1人はいるので、中国語や英語が不安でも安心。

（なお地下1階はいきのみ団体（予約）専用で、帰りは5階及び地下1階を選択できる）

9階から84階はオフィスビルになっており、おもに金融関連やIT企業などのオフィスとして使われていて、35階と85階から86階はレストランなどが入居しています。

オフィスビルへは入居企業が発行したセキュリティカードが必要となるため、通常観光客は入れない。また35階、85階、86階のレストランへは、行く前に電話の予約が必要となります。

87階から92階は、中央の吹き抜けの空間に風からの振動を緩和を目的とした、巨大TMD（チューンドマスダンパー）が設置されている。理論上は風力による振動を最大40%抑制できるといわれています。

気軽に行けるのは地下から5階展望台入口までがよいかと思います。1階に鼎泰豐（ディンタイフォン）があります。いつ見ても中国大陸からの団体客で混んでいる印象ですが、お昼時を外した15時過ぎに覗いてみて、空いていればチャンスです！

また2004年12月31日より、毎年大晦日から元旦にかけて、花火が催され、ビルから放たれる花火は壮大の一言です。ただここ最近は資金不足が騒がれており、毎年中止が叫ばれています。（で、秋ぐらいになんとか出来そうという発表がなされて、皆胸をなでおろすｗ）見るのはお早めに。

なお開催時は、市政府駅を中心に激混みです。当然、ビルを眺められるレストランやホテルは人気のため満席・満室です。日本からの飛行機は年末年始休み期間であることから、ツアーでもいつもの倍ぐらいの料金になります。

 台北101ショッピングエリアでは、レストラン他にブランド品を扱うショップが出店しています。このショッピングエリアで買い物をすると、日本の消費税に該当する5%の税金還付を受けることができます。台北101では還付書類をB1階で作成（お高いお店だと店舗内で完結することがあります）してもらい、桃園もしくは松山空港で還付の手続きをします。なお還付手続きをするときに現物を見せなくてはならないので、必ず帰国時のチェックイン前までに行って下さい。

1.付加価値税還付制度が出来るお店(Tax Refund Store)で購入すること。※パスポート持参
2.同じ日に同じ店で、税込合計3,000台湾元以上の買い物をすること。
3.購入日から30日以内に携帯して出国すること。

対象外

1.日常使用しない貿易品

あと当たり前ですが、購入時に「Tax free,please」、「外籍旅客購物退税（VAT Refund）」などで、免税を受ける意思表示を行って下さいね。

台北101は意外に穴場なガジェットスポットです。B1階にはApple認定ショップ「STUDIO A」があり、展望台入り口の5階フロアには、NOKIAや台湾Sonyショップがあります。昔はSTUDIO Aが5階にもありました。ここでiPad miniを購入したのはいい思い出。当時は円安に向かっていたものの、まだ絶頂円高もあり、simフリーなのに日本で購入するより1万円近く安くなりました。

帰国後、当時は日本のAppleストアでApple Care+は付けれなかったのですが、今は大丈夫のようです。

街中の格安店もありですが、保証を受けるには正規店からの購入である他に免税対象になるので、観光ついでによってみてはいかがでしょうか？

 展望台への入口は、101隣のショッピングモール5階から入場及びエレベータへの搭乗となります。

入場料：一般チケット500元（大人）

※学生、台湾内軍隊・警察関係者、65歳以上の高齢者、身体障害者向けの割引が用意されています。

営業時間：（月～日）10：00～22：00（最後入場時間 21：15）

基本的に無休であるが、旧正月期間や長期休暇期間などは、営業時間が変更となる場合があります。

エレベーター登場前にセキュリティゲートを潜って、セキュリティチェックを受ける。

またバッグパックは展覧台に持ち込めないため、5階でロッカーに預けることになります。（なので荷物はなるべく身軽が良いかと）

展望台では、自動音声（日本語）による案内用の無線機を貸し出しています。貸出しにはパスポートが必要となります（無料）

MRT信義線台北101世貿駅下車。

出口4を出ると、地下1階の入り口へつながる。

以前は市政府駅から無料アクセスバスか徒歩とかでの移動になるためアクセスは不便でしたが、2013年11月にMRT信義線台北101世貿駅が開業してからは楽々。
MRTを出て、地上出ればすぐです。

また付近に大きめのU-Bikeのステーションがいくつかあるため、行か帰りに自転車を使うのも醍醐味かもしれません。（MRT台北101世貿駅を出て象山方面にある信義広場周辺）

たとえば101からMRT象山方面に進み、途中で北上すれば、自転車を使って松山まで１５～２０分で着くことができます。