2020年に東海道新幹線から引退が発表されている「カモノハシ」と呼ばれている700系新幹線。
2019年03月16日に行われるJRダイヤ改正で、主にこだま運用されている700系新幹線の定期運用が、なんと2往復と大幅削減となります。
もっともN700やN700Aになれば、、、
座席にコンセント
グリーン車全席と普通席は窓側、最前部と最後部席
喫煙車全廃(喫煙ルームのみ)
となり、旅客サービスとしては向上するので、乗客にとってはいいことなのかもしれません。
けれど当時まだ残っていた0系から300系までの従来新幹線を駆逐し、現代新幹線のベースとなった700系の引退というのは、時の流れの速さを感じます。(そういった意味では500系がまだ残っているのは奇跡)
少なくなる東海道新幹線の700系の乗り収め・撮り収めをするためのダイヤをまとめてみました。
Contents
2019/03/16ダイヤ改正前の700系ダイヤ
2019/03/16ダイヤ改正前までは、こだまで主に運用されていますが、運用都合の変更が多く行われ、特に臨時のぞみを中心にN700系で代走が発生しています。
JR東海の700系全般検査は2017年01月に終了していますので、重要部検査やJR西日本車の全般検査などの運用都合ではないかと思われます。
また時刻表ベースで確認しましたが、これ以外にも急遽変更が発生する場合もございますので、ご注意下さい。
こだま下り(東京→名古屋・新大阪)
名称 | 行先 | 発車時刻 | 備考 |
---|---|---|---|
こだま635号 | 名古屋 | ⑯07:26 | 3/10・15はN700 |
こだま653号 | 新大阪 | ⑯11:56 | 2/23・25はN700 |
こだま657号 | 新大阪 | ⑲12:56 | 3/14はN700 |
こだま659号 | 名古屋 | ⑰13:26 | 3/14・15はN700 |
こだま661号 | 新大阪 | ⑲13:56 | |
こだま665号 | 新大阪 | ⑲14:56 | |
こだま673号 | 名古屋 | ⑭16:56 | 2/23・25,3/15 はN700 |
こだま675号 | 名古屋 | ⑲17:26 | 3/15はN700 |
こだま679号 | 名古屋 | ⑭18:26 | |
こだま683号 | 新大阪 | ⑭19:26 |
こだま上り(名古屋・新大阪→東京)
名称 | 始発 | 到着時刻 | 備考 |
---|---|---|---|
こだま636号 | 名古屋 | ⑯11:16 | 2/22・25はN700 |
こだま638号 | 新大阪 | ⑭11:47 | |
こだま642号 | 新大阪 | ⑰12:47 | 3/14・15はN700 |
こだま644号 | 名古屋 | ⑲13:16 | |
こだま648号 | 名古屋 | ⑲14:16 | |
こだま656号 | 新大阪 | ⑭16:16 | 3/10・15はN700 |
こだま674号 | 新大阪 | ⑱20:47 | 2/23・25はN700 |
こだま678号 | 名古屋 | ⑭21:47 | 3/14はN700 |
こだま680号 | 新大阪 | ⑮22:16 | 3/14・15はN700 |
こだま682号 | 名古屋 | ⑰22:47 |
のぞみ・ひかり700系運用
定期のぞみ・ひかりの700系運用はありませんが、まだ臨時のぞみではまだ運用につくことがあります。
ところが2/25日ごろを最後に、ダイヤ改正後まで700系臨時のぞみの運用が一時的に離れるようです。
そのため臨時のぞみ700系を乗車しようと考えている方は、700系運用が戻る03/16ダイヤ改正以降をお勧めします。
臨時のぞみについては運行日もさることながら、その上にN700系運行日が混ざっているため、詳細は時刻表等でご確認願います。
臨時のぞみ下り(東京→新大阪)
名称 | 行先 | 発車時刻 | 備考 |
---|---|---|---|
のぞみ319号 | 新大阪 | ⑲10:13 | 臨時列車。運転日注意 2/23・25以外N700 |
のぞみ391号 | 新大阪 | ⑮16:47 | 臨時列車 2/22・24以外N700 |
のぞみ上り(新大阪→東京)
名称 | 行先 | 到着時刻 | 備考 |
---|---|---|---|
のぞみ398号 | 新大阪 | ⑯20:20 | 臨時列車。運転日注意 2/25以外N700 |
のぞみ414号 | 新大阪 | ⑮22:03 | 臨時列車。運転日注意 2/23以外N700 |
のぞみ420号 | 新大阪 | 22:43 | 臨時列車。運転日注意 2/22・24以外N700 |
のぞみ426号 | 新大阪 | 23:02 | 臨時列車。運転日注意 2/22・24以外N700 |
2019/03/16ダイヤ改正後
03/16ダイヤ改正後の定期運用はこだま2往復となりますが、検査でN700系が入るときもあります。
その代わり臨時のぞみに多く700系運用が残され、運行は比較的昼間の良い時間帯に設定されているので、最後の乗車はのぞみがよいと思います。
けれど、空いていたいりぷらっとこだまのような割引があるこだまも捨てがたいです。
こだま下り(東京→名古屋・新大阪)
名称 | 行先 | 発車時刻 | 備考 |
---|---|---|---|
こだま631号 | 名古屋 | 06:33 | 3/16はN700 |
こだま683号 | 新大阪 | 19:26 | 3/16はN700 |
こだま上り(名古屋・新大阪→東京)
名称 | 始発 | 到着時刻 | 備考 |
---|---|---|---|
こだま636号 | 名古屋 | 11:16 | 3/20・22 4/7はN700 |
こだま652号 | 名古屋 | 15:16 | 3/16はN700 |
700系新幹線をちょっとおさらい
700系新幹線は、1997年9月28日に先行試作車となる16両編成1本が落成。
各種の試験走行が行われた後、1999年より量産車の製造が開始され、300系のぞみから順次置き換えられていきました。1編成16両の価格は約36億円で、500系新幹線は約50億といわれています。
JR東海の700系全般検査は2017年01月に終了。東海道新幹線からは車検の切れる202年度までに順次引退となる予定です。
JR西日本では、500系と共にもう少し残るようです。
Photo:アイキャッチ画像以外http://sozai-free.com/