台北の龍山寺(ロンシャンスー)といえば、1738年に建てられた台北最古のお寺。
台湾観光のメジャースポットの一つとなっており、一度は行かれた方も多いのではないのでしょか。
その龍山寺周辺で年に1回、台湾全土の神様が集う「艋岬青山祭」というお祭りが行われています。
ちなみに青山王とは青学を指しているわけではありません。ここは台湾ですから。
ではどのことかというと、三国時代の孫権の将軍であった「張滾」のことを称しているのです。
「艋岬青山祭」の期間は、2018年は11月27日から29日までの3日間。毎年だいたいこの日に行っているそうです。
私は最終日の11月29日に台湾到着したときに友人にこの「艋岬青山祭」を知り、龍山寺に行って見ることができました!!!
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ディレイ台湾到着
龍山寺についたのは台湾時間ですでに21時になろうかという頃。
本来であれば成田を午前に出て、お昼過ぎには台湾に着いていたはず、、なんですが。。。。。
チャイナエアラインの機材トラブルが発生したとの連絡が出発当日の深夜にとどきまして、
日本の出発が5時間以上も遅れてしまったのです。
ホテルにチェックインした後、タクシーで急いで現場まで急行。
龍山寺駅近くになると道路が規制されていて迂回。途中で花火が舞っていて、ちょっと出遅れた感がしました。
艋岬青山祭で龍山寺周辺が劇込み!
龍山寺から萬華艋舺夜市の付近は、普段でも昼は観光、夜は夜市で人通りが多いことろ。
普段でもにぎやかな場所ですが、お祭りなのでさらにヒートアップしています。
通り一面装飾がなされていて、煌びやか。ど派手なことが好きな台湾人です。
そんな中をなにやら怪しい行列が続いています。いやこれは神様を祀っているのでございますのです。
所々にある特設会場ではピンクや青のネオンが光っており、さながらテーマパークの入り口といっても過言ではないかもしれない。
その中にパレードの列が流れてかなりの込み具合。
そんななかでちょっと牛肉麺で一休み、一休み。
お酒の試飲会なんかがやっていました。時間によっては食べ物を無料で振舞っていたりしているようです。
牛肉麺を食べながら見ていると、人通りも多く爆音の音楽が鳴りひびき、これはひどいカオスな世界。
パレードで歩いているこのでっかい人形というか被り物は、台北の神様達だそうです。
お祭りが行われるこの時期になると、ここに集まるといわれています。
11月終わりとはいえ、2018年の台湾は暑さが引かず、まだ20度近い気温が続いている状態なんですよ。
そのため夜になってもそこそこ暑くてしかたがありません。
だから・・・
中の人は時折行列が止まって道端で休んでおります。
敬意を表したいです。
艋岬青山祭に痛車が参戦!
で、その神々の後に続くのが、なぜか痛車軍団のパレード。
しかもかなりうるさい。
なぜならその仕様は「低重音仕様」。 日本でも昔、バンやスポーツカーにデカいウーハー乗せて大音量を響かせていたアレです、アレ。
車体には当然ながら萌えアニメキャラが描かれていました。私にはどのキャラなのかはわかりません。
日本だと爆音仕様の痛車は探せばあるかもしれませんが、さらに台湾の痛車はここまでで終わりません。
台湾の痛車は火を噴きます(笑)
これが何十台も連なって神々のパレードの後を超低速で走っているのですから、もう何も言えません。
最初は笑いが止まらなかったですが、そのうち爆音で耳が痛い、、、
だが一緒に行った友人(女性)はカッコイイって言います。
マジか!
久々に価値観の違いを感じたひと時。
クライマックスは青山宮前で
そんな神々と痛車の列についていきながら、本山である艋岬青山宮までやってきました。
神々の行列が艋岬青山宮の入り口に到着するとここで進行が止まり、ここで儀式のようなものが行われます。
その姿はまるで御前の前でパフォーマンスをしているような感じです。これは神々を祭る文化の違いということでしょうか。
で、驚くのはこれから。入り口で踊りやパフォーマンスだけであれば、儀式っぽく思えるのですが、それが一通り終わると一人だけ残って、後ろ越しになにやら赤いもの大量に連なったものが取り付けられます。
そして火が付けられると、、、、
ばばっばばばばっーばばっばっばっばばばばーーーーーーーーーーーーん!
ケタタマシイ量の爆竹が放たれ、辺りは爆竹の煙が充満しています。
もう目やのどが痛い。なんか破片も飛んできたような。
ダチョウ俱楽部も真っ青な罰ゲームかよ~~~!!!! と思わずにはいれません。
日本の爆竹より火薬の量が多いので、その爆風は半端ない。そうツッコミたい思いたい。
当然ながら1回で終わるものではなく何回も続いていて、道端に寄せた使用済みの爆竹のおびただしい量が山となっていました。
通りでは、辺り一面に爆竹の残骸が散らばっています。
そこら中に。いったいどんだけーの爆竹が使用されているのか想像ができません。
なので普通のパレードが再開したときは安堵しました。
爆竹は艋岬青山宮の入り口だけではなく、人通りの広い道で所々で行われていました。
さらにその中で花火が打ち上げられて、日本の花火の高さの1/3ぐらいの高さで炸裂するので、もう辺りが火薬のにおいで充満。
おかげさまで、日本に帰ってきたらのどを痛めて体調が悪くなってしまいました。
これだけばらまかれればそりゃそうだ。のどが痛くならないほうがおかしいのかもしれない。
龍山寺の「艋岬青山祭」に行って見て
お祭り自体は3日間続くのですが、一番盛り上がるのは最終日。
最初の2日間は青山王メインのお祭りなんですが、最終日は他の台北の寺院が加わり、先のようなデットヒートが起こるそうですよ。
また昼間からどんちゃん騒ぎしているというお祭りなので、機会があれば昼の部も覗てみたいです。(懲りてないw)
もしこの時台湾に旅行されて「艋岬青山祭」を観覧を考えている方は「マスク」必須です!
かなりの量なので、ホコリがダメな方はこちらがいいかもしれません。
龍山寺と萬華艋舺夜市への行き方龍山寺と萬華艋舺夜市は観光スポットで有名ですので、普段の時でも行ってみたいところです。
台北・龍山寺までの行き方
交通MRT板南線にのって龍山寺駅下車。1番出口を出て向かいが龍山寺。
龍山寺は朝6時から22時まで開いているので、夜市行くついでに龍山寺に行くのもいいと思います。
その萬華艋舺夜市は同じ1番出口を出て左折して進んだ先にあります。