2012年4月12日に発売された35mm判サイズのCMOSセンサーを採用した有効約3,630万画素数のNikon D800E。
発売して暫くしてから入手しました。
それ以来、旅行等に持って行きますが重たさもさることながら、結構取り扱いがひじょーに厳しいです。
けれども決まると、高画質センサーが吐き出す絵は綺麗です。
そろそろ使って3年ぐらいたちますので、使用感などなど。
D800Eを購入するまで
D800Eが発表したときの印象、当時最高であった2400万画素数を一気に1.5倍になったのと、いつも高画素数化はCanonに後塵を甘んじているニコンが珍しく先人切ったな( ̄ー+ ̄)と思いました。
ただ最初は値段もさることながら、店頭での予約がどこもいっぱい一杯でどこも売り切れ。まだ当分先のことだろうと、当時所有していたのはD700を暫く使うことにしていました。
それでもD800Eは最高画素数である他に、ローパスキャンセルというのが興味を引きました。有り無しでどれだけ差があるのだろーか?と。
ローパスフィルターがあると、偽色やモアレの原因となる細かい模様を撮像素子に入射前で僅かにぼかすことによって、偽色やモアレを防いでいます。なので僅かに解像度が低くなります。
当時はコンパクトデジカメ位しかローパスレス機がありませんでした。コンパクトデジカメであればレンズ交換不要な上、センサーは小さてレンズ解像度が素子より劣っていたため、あえてローパスフィルターで簿かす必要がないとされてました。またローパスフィルターを省くことよりコスト軽減もあったようです。
が、この機種は画質向上のため、あえてその機能をキャンセルしています。完全に無くさなかったのは、ローパスありのD800と共通設計にし、品質が満たされないときの保険(つまりお蔵入り)のためと言われています。
偽色やモアレが出やすい難しいと言われた機種なので、Nikonも数が出ないと思ったのか、当初の生産計画の台数はD800が24000台/月、D800Eが1000台/月とかなり低く見積もった台数がされていた。しかし蓋を開ければ5万高いD800Eの方が予約が多く、更に生産数が多いD800ですら入手困難な状況になり、発売後半年位は品薄が続きました。
発売後暫くしたあとに、たまたま在庫のあるお店を発見。すぐにD700とレンズを下取りにして購入しました。下取り分で半分くらい補えましたが、それでもトータル32万ぐらいだったよーな(滝汗)
D800Eの使いここち
D700よりは僅かに軽くなってるものの、実際に手に取ってみると重い部類のカメラです。これにレンズが入ったカメラバックだけであれば何とかなりますが、旅行の場合はキャリーバックが追加されます。特に夏の暑い場所に旅行に持っていく場合は少ししんどいな、と思ってたりします。
操作はD800とD800Eは外観は機種名のネームが違うだけで共通です。ローパスキャンセル有無だけなので、少し前に賑わせた機種名書き換えた偽物が作られるはずだわさ。
記録媒体を納めるスロットはCFとSDが各1のダブルスロットが備わっています。それぞれRAWとJPEGで記録できるのは意外に便利です。さすがハイアマ・プロ向けの機種です。JPEGの方はrawからの現像いらないので、PCでさっと見たりリサイズ等でSNSやブログにアップできますからね。rawは後からよく暗部を持ち上げてますが、上げても絵柄が残っちゃんと写っていて、データの耐久性があます。これは意外でした。
高画素数のため、拡大すると手振れが出やすいです。またややミラーショックなどの動作が気になります。もっともバケペンよりかは遥にましだと思いますが。
なるべく基本である「焦点距離分の1」+数段高いシャッター速度を心がけれて、がっちりサポートしな撮影すれば大丈夫でしょう。高いところやローアングルはライブビューを使うと旨くいけます。そうそう、ボタン類が押しやすい位置にあります。
これが決まると3600万画素が炸裂してくれて、思わず自画自賛してしまいます。またモアレや偽色は懸念されていたほどは出てこない感じです。ピクセル大で探せばあるかもしれませんが。この点は気にしなくてもいいです。
吐き出す色は、やや黄色に傾きやすいく、シアンがやや暗めにでます。なので曇りの日などの撮ってだしの絵は、暗く感じるかもしれません。これはD1のころから似たような傾向です。
ホワイトバランスを太陽光にしたりマゼンタを少し増やすとよいようです。
ですが現像時に色彩を上げれば、かなり見違えた写真になってくれます。
レンズはナノクリレンズ必須と言われていますが、最近のレンズではなくても解像度が高いレンズであれば大丈夫です。たとえば35mmや50mm系や300mmF4D(今年出たEじゃない方)など。
あと上記の写真はAF-S58mm f1.4で撮影してます。ほんわかしてなかなか面白いレンズです。
D800Eと共に~旅行スタイル
D800Eと共にコンデジかミラーレスを併用します。昼間D800E、夜ミラーレス、メモはスマホという使い方をしています。夜は飲んでいるので、やっぱり手軽なほうがいいです(ちなみにミラーレスはJ3)。
撮るときのコツは、なるべくカメラを持つ重心をレンズ側に置くと、ボディ側の揺れが起きにくい。手振れ補正のない300mm f4Dを手持ちでも、意外といけますよ。
こんな感じでNikon D800Eをここ3年程連れていっています。ちなみにその前はD700、、、重かったです。これにレンズ数本。風景が主となるため、広角~標準レンズになるのですが、望遠ズームはいるのか?というのが毎回の葛藤。総重量がヘビーになるのでいつも一眼は「置いていこうか」と思うのですが、フルサイズセンサーなので最後はえぃやっで持って出かけてしまいます。(んでもって、買い物で重量が増える帰り道は重さで死亡w)
現在はD810にモデルが切り替わって旧機種となってしまいましたが、中古価格は発売時に比べればかなり安くなって購入しやすくなってきてます。
現行のD810と比べると少し気難しいところがありますが、ホワイトバランスを調整したり現像で修正すれば、まだまだ第一線で活躍できるカメラです。