近頃はMRTの開業が相次ぎ、台北市内をどこへ行くにも便利になってきました。特に冬以外は暑いので、特別なことがない限りは乗り物に乗ることをお勧めいたします。
交通機関の運賃料金は、日本と比べれて半分から3分の2ぐらいです。
台北のMRT路線
- MRT(地下鉄)
- バス
- タクシー
なおその前に悠遊卡(カード)というものがありますので、こちらを抑えておくとスムーズです。
Contents
悠遊卡(EasyCard)
台北市内で使われているICカードです。日本で言うところのsuicaです、とうぜん互換はありませんが。カードは500元で購入し、そのうち100元がデポジットとなります。なお、買う場所によっては、100元のみで大丈夫なこともあます。繰返し利用可能で、専用の機械でカードにチャージすることができます。
更にMRTを利用するとき悠遊卡(カード)で乗車すると、運賃が2割引きになるという大出血サービスがあります。それだけではなく、MRTから台北市内バスに1時間以内に乗換えると、バス運賃が15元から7元といった具合に8元引きとなるのです。ちなみに市内バスからMRTでも、同じように8元引きとなりますよ。
台北のMRT(地下鉄)を使う
5年位前までは赤線と呼ばれる淡水線と旧新店線(淡水-台北-新店)と青線と呼ばれる板南線(昆陽-永寧)がどーんとある以外、支線程度しかありませんでした。文湖線は中山國中と動物園間が開業していましたが、システムのトラブルや故障が多発していて、よく運休していました。まぁよく立て直したものだと(しんみり)
台北市内の交通渋滞の緩和や排気ガスなどの環境問題を解決する為、MRTの延伸や新規路線が開業しました。それが今では5つの路線となって各方面に向かっています。2017年は何度も延期を繰り返している、MRT桃園空港線が開通することを祈ります。
- 文湖線(南港展覧館-松山空港-中山國中-動物園)
- 淡水信義線(淡水-台北-101-象山)
- 松山新線(松山-北門-公館-新店)
- 中和新蘆線(南勢角-東門-行天宮-蘆洲・迴龍)
- 板南線(南港展覧館-台北-頂埔)
2016年度のMRT各駅の路線図はこんな感じです。
台北MRTの乗り方
現金の場合は、目的地までの金額を確かめて、自動発券機にて金額ボタンを選択してから、硬貨を投入します。初乗りは20元です。両替機もありますが、無い場合は駅窓口での両替も可能です切符は紙ではなく、コインのような形をした青色のトークンが購入すると出てきます。これを改札にかざして、構内に入場します。下車は出口専用の改札機にトークンを投入して、構内から出ることができます。トークンは発行してから2時間有効です。
台北のバスを使う
バスは料金が安いこともあって台湾での主力交通ですが、短距離長距離関係なくしょっちゅう統廃合していますので、乗る前は予め確認しておいてくださいね。
台北市内バス
台北中心部から郊外まで、至る所を網羅していて、台北市民の足として活躍しています。一区間は15元です。経路は統廃合や様々な路線があって、台北市民であっても路線を網羅できていないのではないのかというくらい入り組んでいます。そのためコンビニや書店で路線図のガイドマップが売っていますが、全ては網羅しきれてないとか。また乗車前払いと下車払いのそれぞれがあり、台北中心部から郊外に行くバスの中には、途中で前払いから後払いになっていることがあります。(そういうときは30分以上の乗車や郊外のバスです)
なお始発や大勢の人が乗降するバス停以外は、バス停で手を挙げていないとバスが止まりません。日本でタクシーを呼び止めるように、バスが近づいたら手を挙げて(^o^)丿下さい。(手を挙げていないと、乗る意思なしとみなされるのです)
台北からの長距離バス
台湾の長距離バスは新幹線や台湾鉄道より割安で、路線も多く、1時間おき位という高頻度で発車していますので人気があります。近場や中距離であれば、それこそ20~30分おきということもあります。まぁ飛行機や新幹線に比べればもちろん時間はかかりますが。。。台北と高雄は5~6時間の所要時間がかかりますので、高雄などの長距離幹線であれば24時間運行もしています。(ただ運転荒いので、寝れるかどうかは人に寄りけり)
台北駅の北にあるバスターミナルと台北駅北門・東三門から、台湾各地へと結んでいます。また座席は一部4列もありますが、3列シートが主流。中には両側1列づつという、ファーストクラスのような豪華なバスもあります。)
台北のタクシー
台湾のタクシーはアメリカの様に黄色い色に塗装されています。なのでタクシーがどれかは迷うことはありません。初乗りは70元(1.2km)で、その後200m毎に5元が追加されます。また停車時は時間制に切り替わります。なので、信号待ちが長いといつの間にか料金が上がっています。また23:00~翌06:00までは深夜料金として20元増(台北市、新北市)となっていて、春節(旧正月)期間では更に20元ドーンと割増となります。
また観光地などはメーターのないタクシーもありますが、中には協定で一律のとこがあります。(九份から台鉄瑞芳駅までのタクシー料金は205元一律など)
なお台湾でタクシーを利用するにあたって注意点です。
- タクシーのドアは手動なので、必ず自分でドアを開閉します。
- 新しいもしくは綺麗なタクシーを選ぶ。
- 運転は基本的に荒い。
- 数元だとお釣りをちょろまかされることがある。
- 客引きや流しをしているタクシーではなく、なるべくホテルや施設で呼んだタクシーを利用する。
- 台北市内は一通の道が多いので、必ずしもわざと遠回りをしているわけではありません。
- 夜の女性一人の乗車は避ける。たまーに事件があるようです。
最後の方はちょーっと気になりますが、元々の料金が安いので、現地の台湾人もけっこう気軽に乗っています。五百メートルの短距離でもあまり乗車拒否とかはありません。
台北の交通機関まとめ
台北の夏は暑いので、外で歩くというのはもう死ぬとしかいいようがありません。1キロ以上駅区間があるときは、間違っても歩いて行こうという考えは持たないで下さい。たとえ時間があったとしても、着くころにはそれが間違いであることに気付きます。基本MRTで行くのが安くて速いのですが、場合によってはバスやタクシーの方が早くて便利な時がありますので、交通機関は積極的に利用して下さい。