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台湾旅行

台湾高鉄パス(高鐵周遊券) ~ 高雄往復より安い3日間乗り放題フリーきっぷ

更新日:

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 高鉄パスで出掛けよう!

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台湾旅行の移動で、台湾の新幹線といわれる台湾高速鉄道(高鉄)を利用する方も多くいらっしゃると思います。

台北直結で台湾西部を南下し、台湾第二位の都市である高雄(左営)まで、最速列車は1時間半程度で結んでいます。

台湾新幹線の車両はどこか似ている感じがするのもそのはず、東海道新幹線の700系と兄弟なのです。

こちらはオレンジのカラーに身にまとい、南国らしいカラーリングを身にまとっています。

乗ると直線区間が長くて、郊外なら田園風景の中を走っているので、東海道新幹線の車両で東北新幹線に乗っているような、不思議な感じがします(感想には個人差があります)。

高雄までは東京から名古屋と同じ位の距離になり、その台湾新幹線を往復すると、料金は2980NTになります。

台南でも2700NT。日本の新幹線と比べると安いですが、交通費が安い台湾においては高めな料金です。

2015年12月の新駅開業に伴うダイヤ改正のときに、少し値下げされています。円安や開業当初の割引がなくなってしまった今だと、少し高く感じてしまうかもしれません。

台湾国内航空との競争が無くなったこと(台北ー高雄間の空路がなくなった)が、競争を起きにくくしています。

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そんなとき、少しでもお得になるのが「台湾高鉄パス(高鐡周遊券)」です。

 台湾高鉄パス(高鐵周遊券)とは?

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2014年8月頃のパスデザイン

訪台旅行者向けに、台湾高速鉄道(台湾新幹線)を3日間乗り放題の「台湾高鉄パス(高鐡周遊券)」というフリーきっぷが用意されています。通称「高鉄パス」とも呼ばれています(以後、特記がない限り高鉄パスと記載します)。日本ならJapan Railway Passがありますが、これは台湾新幹線版といったところ。

台南や高雄まで往復で行けば、高鉄パス料金を超えるので、それだけでもかなりお得になります。フリー切符なので、当然途中駅で降りたり戻ったり、極端な使い方として、3日間高雄まで毎日往復するもともできます。

外国人向けに発売していることもあり、高鉄パス入手方法や利用方法は、通常のチケット購入より異なります。以前は現地店舗か旅行会社より郵送しかありませんでしたが、インターネットでEチケットの取り扱いが始まりましたので、入手性はよくなりました。

その入手と使用方法は、次の通りです。

 台湾高鉄パス引換証入手方法

従来の引換証は現地若しくは通販で高鉄パス引換証を購入しました。2015年5月よりネット申込みによるEチケットの取り扱いが始まり、現在はこちらが主流となっています。

従来の引換証は「周遊券引換証」、ネット申込みは「Eチケット」で説明を進めます。単なる引換証は両方を指します。周遊券引換証は、現在では取り扱いがありません。(周遊券引換証は専用の引換券と有効期限が1年という点がEチケットとの相違点)

販売額:
大人 2400元(12歳以上)
子供 1200元(6~11歳まで)
※日本円支払いの場合、為替相場の変動があるため購入店舗によって金額異なります。

引換期限:90日

乗車有効期間:開始日から3日間

主な販売場所:
JTB台湾(店頭・ネット購入)
※JTB台湾ラウンジとかMyBusと言われることもあります。
店舗購入ですもEチケットにて購入となります。最近、MyBusサイトにてネット販売がはじまりました。ネット購入は2日前までの取扱いです。店舗では前日まで購入可能です。

以前は当日利用開始OKだったのですが、2016年7月システム変更があり引換券購入翌日からでないと使えないとの説明を受けました。(2016年08月25日JTB台湾店舗にて確認子供用はありません。

KKday
Eチケット購入※日本円決済可 大人用9200円、子供用5500円
⇒日本語可。3daysパスのほか、フレキシブル2日パスもネットから取り扱い中。

高鉄パス入手までの流れは、旅行代理店の店舗かネット上で引換証を購入します。なお引換証自体は台湾高速鉄道の窓口では直接販売していません。必ず取扱い旅行会社で事前に引換証を購入し、高鉄窓口にて引換えてから、高鉄パスが交付されます。

店舗にて購入する場合はパスポートの持参が必要です。JTB台湾で購入する場合は、本人写真と旅券番号記載したページのコピーでも可能(写メでもokといっていました)で、代理購入でもコピーがあれば可能となっています。

ネットからは、入力画面からパスポートの氏名(ローマ字)、生年月日、パスポート番号、性別を正確に入力します。ネット上から購入した場合は、引換証を必ずプリンタで印刷して、高鐵窓口まで持参して下さい。

JTB台湾の店舗で購入した場合、申込書とパスポート記載内容をもとに、店舗の方が入力してくれて印刷したものを渡してくれます。その後、引換証とパスポートを持参し、高鉄有人窓口でフリーパスに引き換えます。

高鉄パス引換時に、再度パスポート記載内容と引換証の記載内容を照合します。異なっている場合は、高鉄パスを交付されません。

 台湾高鉄パス引換

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パスに名前、国籍、パスポート番号と有効開始終了日が記入されます。

購入した引換証とパスポート(原本)を持参し、台湾高鉄の駅窓口で高鉄パスに引換えます。コンスタントに利用があるのか、割りと手際良く手続きをしてくれます。それでもパス発行までは5分位の時間を見て下さい。特に土曜休日午前中の台北駅窓口が大混雑していますので、窓口にたどり着くまで30分以上待たされることがあります。

高鉄パスに氏名、国籍、パスポート番号、利用期間が記入され、自由席用チケット(見せる用で、自動改札投入不可)と、周遊券引換証場合は半券が貼られます。

パスの利用開始日は、高鉄パス交付日より30日以内を指定することができます。当日以外に指定がある場合は、「開始 ◯月◯日」と筆談すれば大丈夫でしょう。開始日を言わない場合は、窓口係員は引き換えた当日が開始日として処理してしまいます。

また同時に座席指定を受ける場合は、指定内容をパスに記載するため、更に5分位かかります。なお、座席指定は発車5分前に締め切られますので、初回利用時は特に時間の余裕を持つようにご注意下さい。

 台湾高鉄パスの使い方

少し乗り降りに手間がかかりますが、予め知っていればスムーズに行けるようになります。

 座席の利用

有効期間内に予め座席指定を受けるか、自由席を利用することができます。自由席の場合はそのまま改札に向かいます。座席指定は有人窓口にて無料で受けることができます。座席指定を受けられる期限は、乗車予定列車が発車する5分前までです。ちなみに通常のきっぷ購入も同じ5分前です。

乗る列車を言葉で伝えるかメモを渡せば、窓口脇のディスプレイに空きのある早い順番で列車を案内されます。指定券は機械で発券をしていますが、指定内容を高鉄パスに記載するのみで受け渡されません。恐らく使い回しや転売などの不正利用対策と思われます。

土休日などでは、窓口に長蛇の列ができていたり、窓口で座席指定を受けようとしたら1時間後だったりすることがあります。急ぎではないときは並ぶこととなりますが、急ぎの時はさっさと自由席利用に切替えるなど、フレキシブルに対応すると、時間の有効利用ができます。なお、台北乗車や台中~高雄間であれば、比較的自由席でも空があるようです。(混雑する区間は台北~台中)

 改札の入退場について

台湾高鉄は自動改札ですが、高鉄パスは通れないため、係員を呼んで有人改札から入場します。駅や時間によって係員が1人しかいない場合があるので、係員が別対応しているときは待つ必要があります。特に下車時は人が集中するので待たされます。

改札を通る際、高鉄パスとパスポートを係員に見せます。パスの記名とパスポートとの照合は毎回かなりがっちりとガン見します。なのでパスの使い回しなどの不正はムリです。

改札を通れば、後は指定された席(對號座)につくか自由席(非對號座)に座ります。商務車(日本のグリーン車相当)には乗れません。

列車を降りて改札を通るときも、入るときと同じように、パスとパスポートを用意して有人改札から出ます。当然ながらパスとパスポートはガン見されます。

 高鐵パスの注意事項

1.引換証は引換有効期間内に高鉄パスを交付して下さい。

2.払い戻しは引換証の引換有効期間内に限り、購入店舗にて可能です。原本とパスポートを持参して下さい。払戻手数料は10%かかります。

3.周遊券引換証紛失、汚損、盗難による再発行や払い戻しはありません。Eチケットの場合は再印刷して下さい。

4.高鉄パス交付後の払い戻しはありません。(紛失等や運行取止め時も同様)

5.記名本人以外の方が、使用・譲渡することはできません。

 高鐵パス3daysパス以外のフリーきっぷ

台湾高鉄パスは上記の3日連続用の他、下記のパスがあります。
・高鉄フレキシブル3日間用(3200元) 任意の3日間用
・高鉄・台鉄標準5日間ジョイントパス(2800元) 高鉄は2日間、自強号利用不可
・高鉄・台鉄特級5日間ジョイントパス(3600元) 高鉄は2日間、自強号利用可

値段はやや高めになるため、お得感は薄まります。

参考
台湾高速鉄道

少し手間をとることになりますが、それでも3日間乗り放題で、台湾各地に周れるのはありがたいですよね。
それではよい台湾旅行を!

台湾新幹線、高鐵3日パス JTB台湾(ネット購入先)

2017/05/10 update

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