総務省から各携帯会社への指導にて、今年2月から「MNPへの過度な割引」を規制しました。これは 値引き原資を携帯料金から捻出していたので、MNPキャッシュバックを規制し、特にライトユーザ向けへの値下げを期待していました。ところがほとんど料金は変わらず、端末も高止まりのままです。
ところが海外のスマートフォンを見ると、高機能なものからミドルレンジ・エントリーモデルまで、色々な種類があります。その中には新興会社のものから日本でもお馴染みの会社まで様々。中には値段安いのに高スペックであったり、デザインが高いものがあります。残念ながら、日本にはそういったスマートフォンは入ってきません。
今年の上期は気になる機種が幾つかありますので、海外旅行先で手に取ってみて下さい。え、海外行かない?海外通販や直輸入というのも最近は普通になってきましたので、参考にどうぞぉ。
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1.梅コース Sony Xperia XA Dual F3112/3116
日本でもお馴染みのSonyモバイルのXpriaシリーズ。海外でも販売している数少ないスマホです。Xperia XAは2016年2月のMWC2016で発表され、従来のZからXに名称を変えたシリーズの1つです。日本ではMNOキャリアからは、Xシリーズ最高峰「Xperia X Performance」のみとなり、その他の「Xperia X」「Xperia X Performance」「 Xperia XA 」は日本では未発売です。スペック
OS | Android 6.0 |
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CPU | MediaTek MT6755 2.0GHz+1.1GHz Octa Core |
RAM | ROM 16GB、RAM 2GB |
Flash Memory | ROM 16GB(内8.2G初期導入済) |
ディスプレィ | 5inche(1280×720) |
カメラ | 背面:1300万画素、正面:800万画素 |
SIMサイズ | Dual nano SIM |
重さ | 137.3g |
その他 | Wi-Fi(2.5G,5G)・Bluetooth 4.1(NFC)・LTE Cat.4 |
Xpria XAその中で安い価格となり、ミドルレンジの価格帯でありながら、十分なスペック持ちつつもデザインが良いのです。特に左右のベゼルまで画面を最大限伸ばした「ゼロレベルデザイン」がそのデザインと質を高めてくれています。CPUは台湾企業の「MediaTek Helio P10」を採用していて、ミドルレンジクラスのスマホとしては十分なスペックを備えています。
価格も海外ですと3万円ちょっとと手に出しやすい価格帯で、海外通販でも3万4000円(送料・消費税別)です。
本体カラーも上位モデルと同様なラインアップで、ブラック・ホワイト・ライムゴールド・ローズゴールドの4色が用意されています。私の場合は白がいと思いますが、ポップな気分を出したいときは、ライムゴールドもいいかもしれません。
対応周波数
Model:F312 | |
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UMTS | HSPA+ 2100MHz(Band1)・1900MHz(Band2)・900MHz(Band8)・850MHz(Band5) |
GSM | GPRS/EDGE 850,900,1800,1900MHz |
LTE | (Band 1,3,5,7,8,20) |
Model:F316 | |
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UMTS | HSPA+ 2100MHz(Band1)・1900MHz(Band2)・900MHz(Band8)・850MHz(Band5) |
GSM | GPRS/EDGE 850,900,1800,1900MHz |
LTE | (Band 1,3,5,7,8,28,38,39,40,41M) |
2.竹コース Asus Zenfone3 Dual
日本でもお馴染みのZenfoneシリーズ。その最新モデルがComputex台北で発表されました。Zenfone3他、Delux、Ultraとカメラ強化版のZenfone3 Laserが用意され、注目は「Zenfone3 Ultra」。ゴリラガラスの6.8インチの大画面。一部には「XperiaZ Ultra」の再来か?!という日本のファンがワクテカしているようです。というのもスロットがデュアルスロットなのですが、両スロットとも4Gまたは3Gで同時待ち受け可能となっているのです。お値段は梅コースより高めの5万円超。
スペック
OS | Android 6.0 |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 652 1.8GHz Octa Core |
RAM | 3/4GB |
Flash Memory | 32/64/128GB |
ディスプレィ | 6.8inche(FHD 1920×1080) |
カメラ | 背面:2300万画素、正面:800万画素 |
SIMサイズ | Dual nano SIM |
重さ | 233g |
その他 | Wi-Fi(IEEE 802.11ac)・Bluetooth V4.2 |
対応周波数(グローバル版)
UMTS | HSPA+ 2100MHz(Band1)・900MHz(Band2)・900MHz(Band8)・850MHz(Band5)・800MHz(Band6,19) |
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GSM | GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz |
LTE | (Band 1,3,5,7,8,20,26,28,38,41,41) |
日本でもZenfoneシリーズが発売されているので、国内での発表が待たれますが、全て出る可能性は低く、その中でもDual版は可能性が少ないかもしれません。
3.松コース Xiaomi Mi5
日本では発売されていないので馴染みがありませんが、中国の企業ですが、価格が安いのにCPUなどはハイグレードモデルと大差ないものが使用されています。またこれはDual SIMですが、先のZenfoneと同じく3G4G同時待受けが可能となっています。
スペック
OS | Android 6.0(MIUI7) |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 820 1.8GHz(32Gモデル)/2.15GHz Quad Core |
RAM | 32/64/128GB |
Flash Memory | 32/64/128GB |
ディスプレィ | 5.15inche(FHD 1920×1080) |
カメラ | 背面:1600万画素、正面:600万画素 |
SIMサイズ | Dual nano SIM |
重さ | 129/139g(64Gモデル) |
その他 | Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth V4.1・USB Type-C |
2月発売当初は中国国内のみでしたが、春先より中国以外でも発売されました。5月には香港と台北に直営ショップが開店していて、こちらでも入手が可能です。(台北は32G版のみ)シルバー、ブラック、ゴールドの3色が用意されています。
デザインは全てのモデルで同じですが、FlashMemory(ROM)容量によって、スペックや一部仕様が異なっています。32GはCPUが1.8Gと抑えられ、128Gは背面がセラミック仕様となっています。中国内では32G版が1999元(3万半ば)となり、64G128Gではそれぞれ1000元追加となります。この値段でXperiaZ5の約2倍のスコアを叩き出しますので驚きです。
対応周波数
UMTS | HSPA+ 1900MHz(Band2)・1800MHz(Band3)・900MHz(Band8)・850MHz(Band5,26) |
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GSM | GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz |
LTE | (Band 1,3,7) |
なぜXiaomi Mi5が待つコースかというと、日本語対応に手間がかかります。というのも標準では日本語が対応されておらず、STOREよりMoreLocation2などの日本語化のためのAPKインストールやらコマンド操作などをしなくてはなりません。それでも3G4G待受けや上級モデルに搭載されているCPUなどハイスペックなのに定価格というのが魅力的です。しかもよくある中国製と違って高品質。カメラなどの部品は日本製が多く採用されています。
エクスパンシスで、xiaomiをみる
終わりに
松竹梅でおススメを紹介しましたが、どれも値段の割には値段が安い上に、魅力的なスマートフォンです。最近のMVNOと呼ばれる格安SIMにはピッタリなのですが、Xperia XAは日本では発売しないようですし、Zenfone3もまだ未定です。Xiaomiなんかは日本をスルーしています。このようなスマートフォンが日本では見受けられなくて残念です。
※今回ご紹介したスマートフォンは技適を受けていません。ご注意下さい。