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台湾でのレンタルバイク事情
台湾で自動車・バイクを運転するには?
海外に何度か行くと、鉄道やバスだけで移動するのに物足りなくなったり、タクシーだと高くつくことがありますよね。
台湾の場合、国際免許を使って運転することはできません。では現地の免許書が無くては運転ができない!ということはありません。
日本の運転免許証を取得していれば、日本で発行された当該の免許証原本と同時にその免許証の中国語翻訳文を携帯することによって、台湾で自動車やバイクを運転することができます。もちろん自動車等を運転する場合には、これらを常に所持していなければなりません。(地方では昼間から検問しているときがあります)
この翻訳文で自動車等を運転できるのは、台湾に入境した日から一年間になります。ただし出国したらリセットされます。この翻訳文の有効期限は免許証の有効期限と同じ期限となるため、日本の免許有効期限内であれば、台湾入境後1年以内に出国→入境すると繰り返して使用できます。ただし住所変更などの記載内容に変更があった場合や日本の免許有効期限が切れたら、再度取得する必要があります。
レンタルバイクを借りるのに用意するもの
台湾で車やバイクを運転するには以下のものが必要となります。
1、免許証の中国語翻訳文
日本国内では最寄りのJAFの翻訳文発行窓口にて即日発行してもらえます。(受付時間や支部により後日郵送の場合あり)
発行費用:3,394円(消費税込)
参考:JAF海外サポート 台湾で自動車を運転される方へ
台湾内では、台北と高雄にある交流協会で発行してもらえます。現地に着いてから必要になった場合はこちらへ。
交流協会台北事務所
台北市慶城街28號 通泰商業大樓
TEL +886-2-2713-8000(代表)
FAX +886-2-2713-8787
窓口受付時間 09:15~11:30、13:45~17:00
(公休日:毎週土曜日及び日曜日並びに台湾の祝祭日及び一部の日本の祝祭日)
交流協会高雄事務所
高雄市苓雅區和平一路87號 南和和平大樓9F,10F
TEL +886-7-771-4008(代表)
FAX +886-7-771-2734
窓口受付時間 09:00~12:00、13:30~17:00
公休日:毎週土曜日及び日曜日並びに台湾の祝祭日及び一部の日本の祝祭日)
2、日本で発行の免許書
運転可能なカテゴリー(排気量やサイズなど)は大体日本と一緒です。なので運転できる種類は、基本的に免許記載どおりになります。
3、パスポート
レンタルする場合には免許かパスポートを店に掲示しますが、中には担保として預かられる場合があります。交渉でコピーで代用可能なことがあるので、予め用意しておくことをお勧めします。(複数台レンタルの場合は代表者のみのことがあります)
4、台湾での滞在先証明書
レンタルする店によって求められることがありますが、自分の場合は今まで求められたことはありません。旅行者は宿泊先のホテルのバウチャーか名刺を用意しておけば大丈夫です。最悪はホテルの手書き住所でOKとか。
レンタル基本知識
借りられるバイクの種類は???
ほとんどが排気量100cc~125ccのスクータータイプ。なおカブ以外のギア車は、レンタルでなくても数が少ない。
バイクの貸出し事情
基本的に上記の書類(日本の免許・訳文・パスポート)があれば、台湾でレンタルバイクを借りて公道上を走ることは可能ですが、お店によっては拒否されることがあります。
これはお店側がこの制度を知らないという場合もありますが、多くの場合は罰金対策。たとえば日本国内で速度超過等などの違反したときはその場で違反切符を切られますが、台湾の場合はその場では違反切符を切られず、後日バイクの持ち主宛に違反切符と罰金が請求されます。当然その頃には違反した本人は帰国しているので、お店側が泣寝入りで払うことになります。
そのため、お店や地域によっては台湾の免許保持者以外、バイクを貸してくれない場合があります。
台湾の地域ごと貸出し事情
経験や噂などをまとめてみました。
・台北
お店が多いので探せばあります。ただ場合によっては、U-Bikeのようなレンタルサイクルの方が手軽で便利かも。
・台中・嘉義
探せば貸してくれる店があるそうですが、結構難儀。
・台南
駅前1~2店舗。ゲストハウス「はむ家」で泊まると、オーナーが貸してくれるお店を紹介してくれる。(実績あり)
・高雄
駅前は比較的貸してくれる。(実績あり)
・墾丁・恒春
比較的貸してくれる。(実績あり)
・花蓮
駅前は外国人慣れしているのか、2~3店舗まわれば貸してくれる店は見つかる。(実績あり)タロコ行く途中の幹線道路でよく検問している。
・台東
新駅前のチェーン店1店舗以外は絶望。(最近は全滅という話も)
・離島
比較的貸してくれる。
お店でバイクを借りる前と後のこと
①基本借りたらガソリンはあまり入っていない。そのため借りたら即入れる。逆に日本みたく満タン返し不要。
②125~150ccで24時間 500元(1元=4円計算で約2,000円)、原付(50cc)だと3~400元ぐらい。
③なくはないが、原付バイクは台数少なし。ただコッソリ上の方の排気量が借りれるというか、こっち使えと貸してくれる→That's 台湾www。小排気量(100~250cc)位が各店で保有しているボリュームゾーン。
④免許書や訳文は複数人で行くと、代表1枚でOKであることがある。というか多い。
⑤ヘルメットは借りれるが、マスクやゴーグルは別途用意。あまり綺麗とはいいがたいかも。
⑥たまにパスポートと日本の免許しか見ないときがある、というかパスポートのみで免許すら見ないときがある。(こちらがそれでいいのかと思ってしまう^^;)
おまけ(自転車編)
①レンタサイクルは、ママチャリからマウンテンバイク、中には電動自転車(免許不要)もあるが、電動付よりロードバイクやマウンテンの方がコスパはいい。都市部ではU-Bikeがあります。
②高級自転車なら買って帰るのも手。GIANTなど日本で買うと35万とかのクラス。発送は桃園空港から4000円(船便1ヶ月)
運転について
交通状況
①結構荒い。
東南アジアと一緒で、結構危ないorz。地方で運転するときは、交通量が少ないと赤信号でも突っ込んでくるときがあるので、特に交差点などで注意。
②台北などの都市部は自動車よりバイクの数が多い。
③バイクは基本2段階左折(当然車線も左右逆だからね~♪)
④ガソリンスタンドで給油するときは、筆談で「加満」(ジャーマンと発音。マージャンじゃないよw)
⑤1L約100円弱(1元=4円計算)
⑥保険とかの加入はレンタルバイクの場合、観光者向けはないです。事故を起こした場合やパンクなどの故障は実費です。
上の方でも書いていますが、周りのバイクや車の運転が荒いだけではなく車線は反対になるので、日本以上の注意深さが必要です。人通りがない交差点などでは、赤信号でも突っ込んできます。
また現地のバイク運転者は運転している横や細いところをよくすり抜けて行きます。曲がる前やハンドル操作前にはミラーで確認、危ないと思ったら止まりましょう。