台湾では5月末から6月初頭の間の5日間、Computexというアジア最大級のIT関連トレードショーが開催されます。
このときに新製品が発表されたりすることから、IT系のジャーナリストはゴゾッと向かい、近年ではガジェッターの参戦も多い状況です。
しかも会場は華やかなので、結構面白い。
この期間中は空港や中にComputexの案内が掲げられ、空港から会場まで無料バスが運行されたり、パス自体がMRTフリーパスになっているなど、台湾側もComputexを盛り上げようとしています。
年1回なので、次の年までIT系のショーはお待ちください、、、ということはありません。
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資訊月(ITmonth)とは?
6月のComputexは、どちらかというとBtoBや見本市という企業色の強い催しに対して、資訊月(ITmonth)は即売・見本市という内容で行われ、コンシューマー向けの色合いが強い催しです。
また会場はComputexのときの様に南港・101といった複数会場で行われるのとは異なり、資訊月(ITmonth)は101の世界貿易センターのみで行われています。その代り台北の他に、台中・台南・高雄の複数の都市で開催されます。
規模が大きいのはやはり台北で、会場の規模が大きいだけではなく、出展している企業の数が多い。
以前台中での資訊月(ITmonth)を見ましたが、このときは出展企業スペースより即売会会場の方が広かったです。
資訊月(ITmonth)については申込み不要で出入り自由です。Computexのように、事前の登録やら名刺2枚持ってこーいなどということもありません。
その代り、Computexのような入場パス兼MRTフリーパスといったものはありません、残念ながらないっす。
今年の資訊月へ行ってきた
台北での開催時期は、12月上旬の5日程間です。2017年は12月06日~11日まで開催されました。見学したのは開催期間の中日となる土曜日の午後。
週末ということもあり、ショップの即売会場を中心に多くの人が訪れていました。
企業ブースもPCや周辺機器メーカーを中心に展示され、会場の雰囲気は「Computexの南港会場が101に移って来た」と言えばイメージしやすいでしょうか?(Computexで賑やかなのは南港の方なので・・・)
スマホ系は思ったより少なく、どちらかというとPC関連主体って感じです。
なのでASUSやMSIといった文字は多く見かけるものの、PCを前面に出している感じで、ZenPhoneのぜの字もなしでした。
企業ブースではイベント開始時刻になると、キレイなお姉さまがいらっしゃいましたよ。
もちろんカメ子さん達も一杯(笑)
出展している意外なところでは、2017年秋より台湾で始まったモバイルQR決済「Taiwan Pay(台湾pay)」の展示がありました。
台湾財務部が音頭をとったプロジェクトで銀行がサービス主。台湾銀行や第一銀行から郵便局までこれに参加していています。
なお日本ではすでにビックカメラなど、いくつかのお店で決済が可能となっているようです。
なお日本企業も、今回出展していました。
V字回復中のソニーさんや
デジカメのフジフィルムさん
NECさんもいらっしゃいました。顔認証をPRしていましたが、どちらかというとBtoB向け。
Computexよりのような気がします。(今年のComputexにもいたりして)
即売エリアは人いっぱい
即売会場はPCやサプライ品が主体という感じで多くの人でごった返していました。
こちらもASUSやacerの文字はよく見かけたのですが、スマホ本体はあまり見かけませんでした。(見逃してはいないと思う多分ね)
その他にはデジタルカメラなども販売していました。
あと、日本では品薄であった任天堂SWITCHをよく見かけました。
複数買って日本で転売を考えて見ましたが、表示言語が中国語なので、3秒ほどで野望は諦めました。
なお即売会のお値段といいますと、、、電脳は少し高め。
SDカードなどのメモリーカードも、秋葉価格と比べると少し高いかも。まだまだtokka○ザールや○葉おーがお安いです。
パソコンなどは、日本に帰ってからヨドバシカメラかAmasonで買うのがいいかも。
しかし台湾は二買一送の国。声を掛けて交渉したら値下げしてくれるかもしれません。
台中のときは値切れたので、可能性はなくないです。
iPhoneのメッシュッ風なケーブルが100NTだったので、それを購入していました。
(Lightケーブルを持ってくるのを忘れていたとうのはここではナイショであるw)
Asusやレノボのノート他に、MacBook系もセールをしていました。2017年に台湾でもApple Storeできたので、Appleに睨まれないかな(笑)と少しだけ心配してしまいます。
資訊月フォトジェニック
こういった展示会ですので、もれなくコンパニオンの方もいらっしゃいますの。見終わった後は時間があったので、何枚か撮ってみました。
横に向かれて失敗
せっかく目線頂けたのに、ずれてしまってチョイ微妙。
当然MCやってます。
さらに物販コーナーにも衣装を着たコンパニオンさんがうろついていたりします。
たぶん安いから「買え~~っ、いまがお得!」といっているに違いない(笑)
たまにどこまでかコンパニオンさんか販売スタッフさんかわかりにくいことも。
全体的には出入り自由なこともあってイベントを中心に各ブースが撮影で混んでいましたが、Computexよりも距離が近い感じがしました。
個人的には電動キックボードが欲しいと思いました。日本では道路交通法うんぬんとかで横槍が入って無理でしょうね~(何故か話題が急展開)
電気自動車関連もありました。
後部がガルウィングになっているのはちょっと新鮮で、カッコいいかも。
来年の資訊月(ITmonth)にいってみる?
Computexは開催期間に新製品の発表があるので、PC関連やネットメディアを中心に記事であふれかえっています。
ところがBtoC向けのお買い物のウエイトが高くなる資訊月(ITmonth)は、日本ではそれほど知られてはいません。新製品発表というのはありませんし。。。
元々はパソコンや電化製品が高かった時に、年末の一斉ボーナスセールのような意味合いで行わていたのが今でも続いているようです。
台北開催が一番規模が大きいですが、台湾の主要都市でも行われています。
もし旅行などで来台中に開催されていたら、ちょーっと覗いてみると、台湾の普段の生活感が見れている気がして面白いかもしれません。(お買い物ができますからね)
2017年度資訊月(ITmonth)開催データ
開催期間:2017/12/06~2017/12/11
開催場所:台北世貿中心展覽大樓
:(世界貿易センター:台北市信義路五段5號)
開催時間:10:00~18:00
会場までの交通:MRT信義線台北101駅1号もしくは5号出口よりすぐ
URL http://www.itmonth.org.tw